Case Study 東海バネ工業株式会社
「技術を伝承し続けるために。」
東海バネが実践する情報共有の仕組み。
- 業種
- 製造業
- 利用規模
- 51人~100人
- よく使う機能
- スケジュール
- 掲載日
- 2015.08.24
バネ一筋 70 年。昭和 9 年の創業以来、ばね 1 個からの完全受注生産を貫く、バネ専業メーカー。東京スカイツリーのてっぺんからロケットエンジン、深海探査船など目に見えないところで日本だけでなく世界中で、その暮らしを支えています。また、関西IT百選フォーラムで最優秀企業に認定されるなど、IT導入がまだまだ低迷している製造業の中で率先してIT技術利用している企業として評価されている企業です。
INDEX
利用方法 1
「技術の伝承」~制限を加えない情報共有~
鈴木様は入社以来、バネの設計業務を行っております。
今回は、設計業務での「サイボウズ Office」活用方法をお伺いしました。
――入社以来、設計業務を行っているとの事ですが、設計スキルはどのように習得、伝承されていますか?
先輩ベテラン技術者から直接指導を受けたり、当社には設計技能業務試験があるので、その知識をノウハウ本やマニュアルから勉強して、徐々に知識を増やしていきます。また、高難度設計にも積極的に取り組ませてもらえるので、その時に先輩にお叱りを受けながら、スキルが習得、伝承されていくのだと思います。
――設計マニュアルや設計資料などはどのように先輩社員から伝承されるのですか?
設計マニュアルやその他設計に必要な資料は「サイボウズ Office」上で管理・共有されています。誰でも必要な情報やデータがいつでも確認でき身に付ける事が出来るようになっています。
情報は制限したら効果がありません。 サイボウズを使うなら、まずは経営をすっきりと、クリーンでフェアでオープンな経営にして、使わないと価値がない。肝心な情報は表に出さないで良い情報や都合のいい情報だけ出すのはダメだと思います。
(引用:渡辺社長インタビュー動画)
利用方法 2
「付加価値の創造」
~東海バネのおもてなしプロジェクト~
入社 4 年目の若手営業担当の山本様。
最近は海外展開のプロジェクトチームにも携わっている。
――「おもてなしプロジェクト」とは?
今年からなのですが、「おもてなしプロジェクト」というものがあります。お客様にもっとおもてなしをしていこうという事で、誰がその日に来客を入れて、誰が対応するのかという情報が全員にスケジュールで共有されています。
お客様に「来てよかった」「また来たいな」って思っていただけるように、入社 5,6 年目の先輩を筆頭に「おもてなしプロジェクト」を立ち上げました。(山本氏)
本社や工場見学に来られたお客様がそれぞれ「みんないきいき仕事をしているね」っていう感想をいただきます。それもやっぱり「サイボウズ Office」で情報がみんなで共有され、心構えを持ってお客様に向き合っている、仕事が出来ているからだと思います。(渡辺社長)
日本の製造業が途上国に負けない体質にするには、今持っている特性を特化する、その特性を支えている社員のモチベーションをどう高めていくか。に尽きます。どうやったらもっと高くかっていただけるのか、付加価値をいただくにはどうしたらよいかを考えていく事が大切です。
(引用:渡辺社長インタビュー動画)
利用方法 3
本社、工場、現場営業をつなげる情報共有
~スケジュール管理~
お客様と営業、工場をつなぐバックサポートを担う仲津氏。
場所を隔てた社員と連絡のやり取りにおける「サイボウズ Office」のメリットを伺った。
――「サイボウズ Office」上でスケジュールが共有されているメリットは何ですか?
お客様の担当営業が外に出て営業している事が多いので、どこに行ってどういうスケジュールで動いているのかすぐにわかります。営業に連絡取ったり、お客様からお電話いただいた際にタイムリーに状況を回答出来るので役立っています。(仲津氏)
――本社や工場、営業の方とのコミュニケーションはどのように取っていますか?
工場(兵庫県豊岡市)と本社(大阪府大阪市)が遠いので、「サイボウズ Office」を利用して、情報共有する事があります。スケジュール機能を利用して、会議に必要な資料や事前情報を共有したりして使っています。遠いところでも短い時間で情報を伝え、すぐに反応が帰ってくる事はとても便利です。(鈴木氏)
導入効果
「サイボウズ Office」で情報共有をするメリット
――東海バネ様では社長のスケジュールも全社員に公開されているとの事ですが、その背景は何ですか?
「社長を捕まえるのが大変ですわ。」「面会リクエストに対する返答に時間がかかって困る」など、社員の意見から「それなら社長のスケジュールもみんなのスケジュールも全部オープンにしよう!」ってなりました。空いている時間ならどんどん予定をいれていいと言っているので、今では事後報告でどんどん予定をいれていきますよ。(渡辺社長)
サイボウズを使う事により、コミュニケーションのスピードがすごい上がった、ということは経営のスピードがものすごく上がったという風にメリットを十分に認識できています。
(引用:渡辺社長インタビュー動画)
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